coverslider

クザリアーナの翼特集 前編


球ゴージャス――――
俳優の岸谷五朗と寺脇康文による日本の演劇ユニットの名です。
1~2年に一度のペースで舞台を創り上げ、毎回12万人を超える動員を果たしています。

そして2014年に地球ゴージャスは創立20周年を迎え、
その節目に相応しい13作目の作品、「クザリアーナの翼」の制作を発表しました。
中村雅俊、風間俊介、山本裕典、佐藤江梨子、湖月わたる、岸谷五朗、寺脇康文ら
豪華俳優陣をむかえ、そしてその中にはSNH48宮澤佐江の名が記されていました。

澤佐江が過去に出演した舞台――

AKB歌劇団、スペース・ウォーズ、そしてダブルヒロイン
いずれもAKB48メンバーと共に出演し、48Gの内輪に近い舞台へのトライでした。
そして今回初めて、48Gから抜け出し、名俳優陣たちとの大舞台への、
たった一人の挑戦が始まりました。

(※この特集は前半、後半にわかれています。後編はこちら


▶ 地球ゴージャスとは?
▶ 舞台出演決定
▶ 制作発表会見
▶ SNH48劇場に初出演、そして稽古スタート
▶ 舞台にかける想い


地球ゴージャスとは?
地球ゴージャスは、俳優の岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニットで、
1~2年に一度のペースで舞台公演をプロデュースしています。
笑いあり涙ありのエンターテインメント作品をテーマにしており、2014年で設立20周年を迎えます。
これまでも小泉今日子や唐沢寿明、木村佳乃など豪華俳優陣が出演しています。
また、1回の公演で毎回12万人以上の動員を集めている数少ないカンパニーです。


「地球ゴージャス」公式サイト

そして、「クザリアーナの翼」は、
地球ゴージャスの最新作となる13作目の舞台です。
中村雅俊、風間俊介、山本裕典、宮澤佐江、佐藤江梨子、湖月わたる、岸谷五朗、寺脇康文ら
豪華俳優陣が出演し、4つの身分が存在する独特の世界を舞台にした
20周年にふさわしい一作です。

「クザリアーナの翼」公式サイト


舞台出演決定
宮澤佐江の舞台参加の公式発表は8月2日でした。
公式サイトがオープンし、30秒SPOTの動画など、一気に舞台の情報がリリース、
公式サイトではCASTコメントとして宮澤佐江のコメントが掲載されました。


宮澤佐江

地球ゴージャスの印象は、いろいろな世界観がたくさんあるなーということ。
これまで地球ゴージャスの他の作品も観に行かせて頂いたり、DVDも見たことがあります。
いろいろな世界観と演者さんの素敵なお芝居や汗と涙が心にグッときました。
面白いところもあって、観終わった後幸せな気分になれます。
大きな舞台に立たせて頂くのは初めてなのですが、以前地球ゴージャスの「海盗セブン」を観させて頂いた時に、
いつか私もこの舞台に立ってみたいと思いました。

なので、今回お話を頂けてすごく幸せですし、今からワクワクしています。
初心者な私ですが、沢山の演者さんから沢山色々なことを盗んでいこうと思います。
私にしか演じられない役を演じられるように、一生懸命頑張ります!!


そして宮澤佐江は自身のTwitterアカウントで、
自らの口から舞台のメンバーに抜擢されたことを報告しました。





宮澤佐江にとって、これまで大きく、そして48Gから離れ単身で出演する舞台は初。
宮澤佐江は悪にさらわれたイグリットを救出しに向かうメンバーの一人、
少年のような容姿の少女「コルリ」を演じることになるのです。



そしてその夜、
彼女は自身のブログでその喜びと意気込みを語り始めました。

2013-08-02 15:30:37
北海道と嬉しい報告★
本日ついに解禁されました!!!!

わたくし宮澤佐江、、、

来年1月から3月に開催される地球ゴージャスさんの舞台「クザリアーナの翼」に、
“コルリ”という役で出演させて頂くことが発表されました!

とってもとっても嬉しいです。;_;


地球ゴージャスさんの舞台は以前観に行ったこともありますし、その世界観にヤラれてしまいましたから!!

そんな舞台に自分が出演できるなんて夢のようです!

出演させて頂ける方々が素晴らしすぎるので、たくさん刺激を受け、たくさんお勉強させて頂きたいと思います。


そして私にしかできないコルリを演じたい。。


この舞台を通して、いつも応援してくださっているファンのみなさまに少しでも恩返しができるよう頑張ります!
是非みなさん、舞台観にきて下さいね*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


上記のように、
実は宮澤佐江は以前に一度、メンバーと一緒に
地球ゴージャスの手がけた「怪盗セブン」という舞台を観劇に行っていました。

2012-04-04 23:11:22
まんまと盗まれた!
有華と行って来た場所とは、、、

ジャンッ♪♪♪♪♪


舞台 『海盗セブン』を観て来ましたぁぁぁ~~~~!!!!!


素晴らしいね。

あれはもはや、舞台でもなくミュージカルとかでもなく、、、本当のエンターテイメント!!!!!

歌やダンスやお芝居の他、アクロバットに殺陣にタップダンスにと、まさにショーを観せてもらった感じ。
お話の内容もすごく奥が深く、セリフの一言一言が心に響きました。。
テレビの中でしか見たことのなかった女優さんや俳優さんも、
舞台のお芝居となるとまた違う方々に見えて、その中からたくさんの刺激を頂きました。

構成や音楽や照明も素晴らしかったぁーー(((o(*゚▽゚*)o)))

観に行けて本当に良かったです!!


自身が観劇し、そして感銘をうけた舞台を手掛けたカンパニーに
自らが出演することができる。
これは彼女にとってとても大きな経験になります。

今回、コリル役に宮澤佐江を抜擢した事に対し、
脚本/演出を手掛けた岸谷五郎さんはこうコメントしています。

「いろんな愛がひしめき合ってる物語の中で、
最も純真な恋を知る少女コリル役にまさにジャストだと思う。
何しろ真面目だし、この間、僕が演出した『FROGS』もも観に来てくれて、
勉強家だから稽古が楽しみ。」



豪華俳優陣との共演、
宮澤佐江史上初の大舞台への挑戦。
発表を受けたファンも大きな期待を胸に、
続報、そして1月に迫る舞台本番を心待ちにするのでした。

制作発表会見
地球ゴージャスの公式Twitterアカウントで名前が出たり、
舞台に関する最新スポットがアップされたりと、ゆっくりではありますが
少しずつ始まりを実感させる中…




来る9月19日――
都内でメインキャストが一同に会した制作発表会見が行われました。
中村雅俊、風間俊介、山本裕典、佐藤江梨子、湖月わたる、岸谷五朗、寺脇康文…
そして宮澤佐江のメイン8人が初めてメディアの前に集合した瞬間でした。




制作発表には黒のドレスを着て登場しました。


地球ゴージャスの座長となる寺脇さんと岸谷さんはそれぞれ、

寺脇「全員がそろうのは今日が初めてなんですが、とても雰囲気が良くて。
ゼロから作り始めて、お客さんが入った時点で100にする作業をこれからしていきます」

中村「まだ台本がないんです。それでも、いつもより進行は早いんですよ。
今回、地球ゴージャスは大きな公演を打ちます。
その都度、新作を作り、12万人以上を動員するカンパニーは数少ないと思っているんで、
今回の公演を成功させることで、演劇界は元気になれると思います。
今回もキャスト総勢40人でお客さんに感動してもらえるものを作りたいと思っています。」

と語りました。
寺脇さんの言うように、キャスト陣の雰囲気はとても良く、

「地球ゴージャスはいつもその時代に沿った芝居を作ってきました。
ですから今回のフォトセッションの立ち位置もじゃんけんでセンターを決めたいと思います!」


と岸谷さんが宣言し、即興で前日(9月18日)に行われたAKB48じゃんけん大会を模してしまうほどでした。


宮澤佐江は一回戦で湖月さんを破り…


そして二回戦では岸谷さんに見事勝利し、決勝へ進みます。


「決勝は初めてです!」
と笑顔を見せる宮澤とは裏腹に、佐藤さんは「やだやだ! もう負けたいよ!」と戦意喪失。
最終的には佐藤さんがチョキ、宮澤佐江がパーを出して佐藤さんが優勝となりました。
が、「こんな(決勝まで)勝ったこと無かった」と満足そうなコメントを残しています。


このように、
初めてメディアに全員集合を見せたとは思えない良い雰囲気のメンバー。
しかし腕は確かな名優が揃っています。
この最高とも言える環境の中で彼女は大きく成長していきます。


宮澤佐江は会見の中で、

「私が今、ここにいるのが不思議です。
キャストの皆さんに刺激を受けて、いろんなことを学ぼうと思っています」
「恋する少女の瞬間を体のすべてを使って演じたい」


とコメントを残し、大いなる期待を感じさせ、
メインキャストの初集合となった制作発表会見は終わりました。







その日の夜には、ブログにて制作発表の心境を語りました。

2013-09-19 21:21:13
じゃんけんと制作発表☆
本日、舞台“クザリアーナの翼”の制作発表が行われました!!

いやーーーーーーーーー
緊張しすぎてずっとホワホワしてた(((o(*゚▽゚*)o)))

今日、メインキャストのみなさんと初めて顔合わせをさせて頂いたのですが、
『なんでこんなすごい方たちの中に佐江がいるんだろ?(°_°)』
って何度思ったことか!!(°_°)

改めて、この地球ゴージャスさんの舞台に立てることがどれだけすごいことなのかという事と、
その作品に参加させて頂ける喜びが込み上げてきました。

制作発表では、みなさん初対面とは思えないくらい楽しくお話をさせて頂きました(^_^)
そして写真撮影の立ち位置を、岸谷さんが“時代に乗って、、、”と、
じゃんけん大会で位置決めをするという始末に!w


まさかのわたし、、、

二回戦目まで勝ち抜き決勝進出したんですよ!☆~(ゝ。∂)
だけど決勝でやっぱり負けた♥♥ww

もってないオンナ♥w


そんな楽しい楽しい制作発表でした!!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

制作発表の模様はすでにいろいろなネットに出ているので、
みなさん是非そちらをチェックしてみて下さいね(^_-)-☆


不安や責任感、他にも色々思っていることはありますが、
それより何より、今は舞台がすごくすごく楽しみです!(^.^)

本番もだし、お稽古も楽しみ★
厳しいかもしれないけど、絶対に素敵な経験になる。間違いない。

今まで味わったことのない環境で、
また新しいことを見つけたり学んだり刺激を受けたりできるんだって思うと、
考えただけでワクワクしてきます。


“クザリアーナの翼”。。。

本当にたくさんの方に観て頂きたい(*^_^*)
頑張るぞ、宮澤佐江!!!

今日は特別な日だったので珍しくオメカシ♥♥


こんな風に自分の名前が大きくスクリーンに出て、
ピンでスポットライトを当てて頂けるなんて、、、夢の様です。;_;


やらなきゃならないことは沢山ある。

ちょっとづつちょっとづつその荷物を減らして行けるように頑張らなきゃならんな。


(「エン活!」(TBS)より)

大きな舞台であればあるほど、ファンの期待も大きく、
ファンでない人からの評価や声も厳しくなります。
宮澤佐江はまだ味わったことの無い新しい境地に対して、
期待だけでなく大きな不安や責任感を感じているかもしれません。

「ゴージャスは基礎からみっちりやるから大丈夫!
一緒に頑張ろう!」


そんな宮澤佐江に対して、岸谷さんが言った言葉です。
その時の彼女の表情は、期待に満ち溢れていたといいます。
きっとこのカンパニーなら大丈夫です。

SNH48劇場に初出演、そして稽古スタート
クザリアーナの翼出演決定から数日後、
宮澤佐江の元にもう一つのビッグニュースが飛び込んできます。
それは、待ちに待った「SNH48劇場」のデビューでした。

SNH48への移籍が決まってから、およそ1年。
それまで1度も立てなかった劇場にとうとう、宮澤佐江と鈴木まりやが立つときがやってきたのです。


待望のデビュー日は10月11日。
2人は上海へ移動し、意気揚々と、準備万全でステージへ向かいました。



国境を越えて届くファンからのメッセージや激励。
しかし、彼女たちの背中を押す存在は、ファンだけではありませんでした。



ファン、家族、AKB48メンバー、そして地球ゴージャスの仲間たちからの力を胸に、
宮澤佐江と鈴木まりやは初となるSNH48劇場の舞台で全力を出しつくすのでした。

舞台で共演した中村雅俊さんはインタビューでこう答えています。
「実は9月に制作発表の場で顔をそろえた時から『この公演はうまくいく!』という確信があったんです。」
稽古が始まる前の段階から、グッドカンパニーになる予感がここからも読み取れます。
「離れても心は繋がっている」、その言葉をまさに体現する3日間だったと思えます。



そして、SNH48劇場の公演が大成功に終わり、約1ヶ月後―



いよいよ、地球ゴージャス『クザリアーナの翼』が本格的に指導します。
舞台稽古時間は全部で2カ月、内1か月が全キャストでの稽古です。
稽古時間は午後1時から9時、宮澤佐江はそのうちの約6時間ほど参加している。


ここでは、中村雅俊、風間俊介、山本裕典、佐藤江梨子、湖月わたる、岸谷五朗、寺脇康文など
日本を代表する演者さんたちと宮澤佐江の稽古中の交流を中心に、
地球ゴージャスカンパニーの舞台裏と、彼らの一体感に迫っていきます。



まずはTwitterから、寺脇康文さんとの絡み。


次は岸谷五朗さん。


続いて、地球ゴージャス広報担当ごーじゃらすくん。



風間俊介さんとの絡み。


エリザベス・マリーさん、森実友紀さん


宮澤佐江はカンパニーの中では若く、そして演者としてもビギナーです。
だからこそ、ベテランに多くを学び、愛される存在にもなっていっているのかもしれません。
そして共演者の方々が持つオープンさが、このチームをものすごくいい雰囲気にしているのです。
それを象徴するのがこの記事、そしてこの番組でしょう。

2013-12-12 21:30:08
小話 ♪♪♪
こんばんはー^_^

毎日、舞台のお稽古で充実した日々を送っています(*^_^*)

充実してることがこんなにも幸せなことなんだということに改めて気付かされました。

今日はそんな舞台稽古の現場の小話を少しお話します(^ー^)ノ


この間稽古場に行ったら、佐江の机の上がこんなことになってた。


(笑)(笑)(笑)
この矢印たちは何がしたいのかな?w
何を示してるのかな??ww

そして、気づけばこんなところにも、、、


佐江のノートの端っこになんかいた。(笑)(笑)(笑)
ぜーんぶ犯人がわからず。(笑)
誰がこんなことを、、、(; ̄ェ ̄)笑♥

イタズラ好きの佐江が、イタズラされるなんて珍しいカンパニーですww




キャストのみなさんとも本当に仲良くさせて頂いてます!!(⌒▽⌒)
みーーーーーんな大好き!!!♥️♥
佐江のことをみんな“さえちゃん”って呼んでくれます*\(^o^)/*きゅんきゅん

佐江もみんなのことをあだ名で呼んだりしています(^-^)/
わざと呼び捨てで呼んでる方やフルネームで呼んでる方もいるけどww♥
とってもとっても暖かい方達で作り上げてる、とっっっても暖かいカンパニーです!!!

岸谷五朗さん(五朗さん)と寺脇康文さん(寺脇さん)が作り上げて来た
【地球ゴージャス】は本当に素敵で愛が詰まっています。
だからその一員でいられている今が本当に幸せ( ; ; )

この幸せを、舞台の上で来てくれたたくさんの方にお届けしたい!と心から思ってます。


一ヶ月後にはもう幕があいてる、舞台【クザリアーナの翼】。

一人でも多くの方に観ていただきたいなー。。。

佐江もこれからもっともっと“コルリ”になります。

某番組に地球ゴージャスで出演。


佐江「五朗さん今もメガネを掛けていらっしゃるじゃないですか。
で、稽古が始まる前にマット運動とか準備体操をするんですけど、
側転だったりロンダートを披露?・・・披露っていうんですか?ww練習?
技の練習をしたりするんですけど、その時もずっとメガネを掛けていて、
普通なら落ちちゃうはずなのに顔にずっとフィットしてるから
『なんでだろう!?』って思って。」


佐江「外れるんですよ!普通に外れるんです」
寺脇「前髪で止めてるわけ?」
佐江「あはは、ねじって?」
岸谷「こうなっちゃう」片方外してぶらぶらさせる
寺脇「なんで両方止めないんだよ!」
佐江「大技してるときも外れないんですこのメガネ。
なんでなんだろうって」
岸谷「あれは多分、スポーツやる時のメガネをしているんです。」
風間「2つ使ってるんですね」
佐江「そうだったんですね~」
岸谷「そうそう」


岸谷「地球ゴージャスって、全員同じ時間に稽古をスタートさせるので、
みんなの顔をすごく見たいんですね、朝。体調が分かるんですよ」

――このメンバーで朝弱いのは?

佐江「風間さんいっつも寝癖つけてますね」

――ジャニーズなのに?

佐江「wwwジャニーズなのにって言われてますよ(笑)」
風間「でも今、地球ゴージャスの間で僕、ジャニーズとは言われてないんですよ。
『ジャネーズ』って呼ばれてて、ジャニーズじゃねーず」

――いいんですかそれで?

風間「しかたないですよね。
寝ぐせですし、歌って踊るのゴージャスで久しぶりだし」

(「王様のブランチ」(TBS)より)

彼女の実力が十二分に発揮される瞬間、それはチームと一体になった時です。
AKB48に在籍していたころは、必ずステージの前にチームメイト全員に声をかけていました。
「同じステージ立つのに一言も喋らないで立つっていうのはあり得ないんですよね、私の中で。
絶対に一声かけてみんなで喋ってからじゃないと団結しないかなって思うから。」
彼女のステージ上での魅力は、チームワークに他ならないのです。

その力が体現される環境が、地球ゴージャスには間違いなくあることが分かります。





「AKB歌劇団 ∞・Infinity」「ダブルヒロイン」―
「AKB48」発の舞台作品の経験を経て、初めて単身「宮澤佐江」として挑む大舞台。
周りには古くから付き合う48Gの仲間はいませんが、
その分大きな刺激となる実力派の名優に囲まれて過ごす日々。
恐らく毎日が新しい発見の連続で、毎日が成長の軌跡だったはずです。

宮澤「今までは、時間がないから短期間でガッとお稽古して本番、
っていうことが多かったから、今回これだけの時間をお稽古に費やせて、
本当に充実した毎日を過ごさせてもらってるんです。
でも時間って、本当にどれだけあっても足りないなっていうのを実感してるところです。」





そしてあっという間に過ぎる激動の稽古期間―
クリスマスも過ぎ、舞台初日まで残り2週間。
2週間前の稽古では、衣装を通しての通し稽古が初めて行われていました。
舞台の最初に流れる曲が完成したのもこの時期、
残された時間は、もうギリギリです。

成長の日々も無限ではなく、1月8日の初日公演に向けて、宣伝活動も増えていきます。
ファン高まる期待感と共に、いよいよ2013年が終わろうとしていました。



宮澤佐江が舞台にかける想い
11月~12月、地球ゴージャス「クザリアーナの翼」に関する情報は、
メディアや広告を通じていよいよ世間へ広まっていきます。

(「PON!」(日本テレビ)より)


そして迎えた2014年。

2014-01-05 01:59:49
あけました!2014!

新年のご挨拶、遅れました。m(__)m
あけましておめでとうございます!!*\(^o^)/*2014~♪♪

舞台もいよいよ3日後に初日を迎えます。
わぁーーーーーー(°_°)(°_°)(°_°)

いつか出れたらいいな、出てみたいと思っていた【地球ゴージャスさん】
そして、いつか立てたらいいな、立ってみたいと思っていた【赤坂ACTシアター】。
二つの事がいっぺんに叶う瞬間がもう目の前にあるだなんて、、、
本当に夢のようです。>_<

すごく頑張ります。
とっても頑張ります。

これも私にとってはチャンス。
そしてこの世界の入り口を作ってくれたAKB48、秋元先生に感謝であります。
年明け一発目に、来てくださった方々のハートをがっしり掴めるよう、
カンパニーのみなさんと力を合わせます!!
そして、胸を張って舞台に立ってきます!!


クザリアーナの翼。
クザリアーナとは、スワヒリ語で“再生する”という意味。
“再生する”という言葉は自分にとってとても大事な言葉。
この言葉がたくさんの方の胸に響くよう
私はそれを伝えらるよう、三ヶ月間の舞台に力を込めます。

是非、みなさんご観劇ください★★o(^_^)o


世間やファンからの期待が高まる一方、
本人はこの舞台に対するプレッシャー、初の大舞台に対する想いが明確になっていきます。
名優と過ごす日々は、単にカンパニーと仲良くなる日々だけではなく、
演者の大先輩からたくさんのことを指摘され、たくさんのことを学ぶ日々であったに違いありません。
初演までの約2カ月の間、彼女は何を感じ、何を想い舞台に向かっていたのでしょうか。

彼女の舞台にかける想いは、
WEBで連載されている「ミラクル☆チャイナ☆ドリーム」にて詳しく言及されています。
ここでは、彼女が「クザリアーナの翼」にかける想いを色々な視点から特集していきます。


【女優として】

――稽古に6時間、家に帰ってからの宿題とかなりの時間を費やしてますね

そうです!頭の中、もう「クザリアーナの翼」のことしかない!!!
でも、気づいたら寝てるんです。もう12時前とかに寝てたりして。

――連日ハードなお稽古が続いてるのでクタクタになって寝てしまうのでは?

いや、それが、疲れたーーーって思う日が1日たりともないんです。
でも自分でも気づいてないところで「ああしなきゃいけないこうしなきゃいけない」
って頭を使ってるようで、気づいたら寝ちゃってるんです。
起きるのも、だいたいいつも9時前後で、目覚ましが鳴るかなって時に、
「あ、もうこんな時間か!」って、パッと目が覚めて。
毎日のサイクルが一緒なので、体調もスゴくいいし、健康的に生きてるーって感じです。

――最近では、夢にもお稽古が出てくるとか?

そうです、そうです!!! しょっちゅうです。
今日も共演者さんが夢に出て来ました。

――お稽古が始まった当初は、役の実感がまだわかない、
とのことでしたが、コルリという役についてはいかがですか?


もう“その気持ちは捨てなきゃ”って切り替えました。
今は“コルリを超えなきゃ”っていう気持ちでいます。

――コルリを演じる上で、難しいところはどんなところですか?

私のことを知ってる人は、「いつも元気」と思ってくれてる人が多いんですが、
実はそうじゃなくて、私、スゴくネクラなんです(笑)
といっても、明るいのは作ってる明るさではなくて、本当に明るいんですけど。

ふとした時に急にしゃべらなくなっちゃったりとかもあって、
多分、心に暗いところがあるんです。
でも、コルリはそういうところがない役柄でもあるんです。

あと、天真爛漫、元気、皆を引っ張って行く、ボーイッシュな、
普段の自分に似ている役こそ、演じるのが難しいんだな、って感じました。
自分に近いだけに、最初は役に入り込みやすいかな、と思ってたんですが、
近ければ近いほど、すべて宮澤佐江になっちゃうんです。

――自分に近ければ近いほど難しい……。とても深い言葉ですね。

五朗さんが、
「今の台詞の間(ま)だと、宮澤佐江の間なんだよね。
コルリは多分、もっとテンポが早くて、頭の回転も早いから、
台詞の間も、言い回しももっと早いと思うんだ」
と教えてくださったんです。確かにそうだ、と思いました。

例えばお芝居中で、人の言った台詞を聞いて「なるほど!」と感じるシーンでは、
「今のは宮澤佐江が他の人の台詞を聞いて『なるほど』と言ってると思う。
でも僕が書いてるコルリは、誰かが説明してる最中に、
この後こう言うんだろうな、って出てくる『なるほど』なんだよね」って。

そう五朗さんが言って下さって、それに「なるほど!!!!」と思ったんです。
ちょうど12月の中旬ぐらいに、ご飯をご一緒させていただいた時に、
こういうお話をさせていただいて。台詞の言い回しも全部変えてみて、
ようやくほめていただけた日は、もう、忘れられない記念日です。


宮澤佐江の将来の夢である「女優業」において、
この舞台は大きなターニングポイントとなると本人も言及しています。
SNH48の宮澤佐江でもDiVAの宮澤佐江でもなく、一人の女優:宮澤佐江として挑む舞台。
それが彼女の人生経験の中で、いかに大きな意味を持つかは、想像しきれません。

「最大のチャンスだと思いますし、これを機に自分の人生も変わる気がします。
自分は今AKB48グループで活動をしているんですが、
今がゴールだと思ったことは一度もありません。
この先に、女優さんという夢があるので。」


【48Gの一員として】

――舞台を通じて、今後SNH48へ生かしてみたいと感じたことなどありますか?

ウーン、そうですね。
"一生懸命になることがカッコ悪い"って思う若い子がメンバーにもいるんですね。
「リハーサルから張り切らなくても、本番でできればいいや」とか、
こういう気持ちを持っちゃうのは、若いから仕方ないことだと思うんです。
私も本番をしっかりやれば結果オーライでいいかとも思います。

でも、今回のこの舞台では皆さんがリハーサルも本番も関係なく、
いつでも汗水たらして全力なんです。そういう姿を見て、
「自分もしっかりしなきゃ」というのを、スゴく感じさせてもらってるんです。
逆に、今まで自分がそうやってきて良かったなというのを再確認したというか。

――佐江ちゃんが今までやってきたことの"再確認"ですか?

はい。私は自分で言うのも恥ずかしいんですが、
常にリハーサルから本気で臨んできたタイプなんですね。

今回の舞台を通して、何かに一生懸命に取り組む人は素敵で、
男の人女の人関係なくカッコよくて、魅力的だなって思ったんです。
正直言って、これは今の48グループに足りていないものなのかも、というのを感じたんです。

これはSNH48にも言えることだと思うんです。
メンバーの取り組む姿勢はスゴく一生懸命なんです。
でも、それが常に一生懸命かというと「今日は軽くやってもいいかな」と、
思い始めてるメンバーがいたりするのも私は分かっていて。

それはやっぱり違うなというのを、
改めて今回の舞台を通して感じさせてもらいました。
何かに常に一生懸命になるというのはスゴくいいことで、
それは絶対誰かがどこかで見ているんだ、っていうのがスゴく勉強になったんです。

――舞台を通して、信念がゆるがないものになったんですね。

再確認できたことは、自分の自信にもつながりました。
自分のやって来たことは間違ってなかったと再確認したから、
「今からでも間に合うよ」っていうことを、
SNH48はできて間もないグループなので、メンバー達に伝えたいなと感じてます。

実際には「そんなにリハから全力でやらなくてもいいのに」とか、
「リハから衣装が汗で濡れてるよー!!」っていうメンバーもたくさんいるんです。
でも、本番でやるのは分かってるけど
リハのときからもうちょっと頑張っていいんじゃないかな。っていう子もいるんです。
「ほらね。言った通りでしょ。本番間違っちゃってるじゃん」
っていう子もいるんですよね。

だからそういう子たちには、やり過ぎぐらいがいいんじゃないかな、
っていうことを、SNH48に持って帰って伝えたいなって思ってます。
これから言葉として、ちゃんと伝えられたらいいなって思います。


宮澤佐江はSNH48へ移籍することで、48G全体を客観的に観れる立場にいる、
これは彼女自身が様々なメディアを通じて公言していることです。
そして、客観視できるからこそ分かる、48Gの課題や問題が彼女には分かるのです。
今のAKB48に足りないもの、これまでも宮澤佐江はそれを多く言及してきました。

では、彼女自身がそんな後輩たちにしてやれること。
成果を出してAKB48を卒業していった先輩や同期にしてやれること。
それは、「背中を見せること」なのではないでしょうか。

岸谷五朗さんが常に私に言ってくださることがあるんです。
「佐江ちゃんがこの舞台に出て、48グループの“きっかけ”を
何か作ろうとしているから、責任を感じている気がする」

今の48グループの子たちが見に来て、
何か響くものを見せたいなと自分自身思っているし、
いろんなメンバーに見てもらいたいなというのもあります。


【宮澤佐江として】

みなさんには「ごめんね」っていう言葉や、中国のステージに立てて、
自分以上に喜んでくださって「お待たせ」っていう気持ちとか、
スゴくいろんな言葉を伝えたいなって思ってます。

そういうこともすべて含めて「ありがとう」っていう気持ちを伝えたいんですが、
今は、握手会とかでみなさんと接触できない、
感謝の気持ちを伝える場がないっていうのが、正直スゴくさびしくって残念です。

でも、「みんながいたからこの舞台に出られるようになった」
という気持ちをしっかり背負って、毎日お稽古の場所にもいるし、
本番もステージにも立ちたいと思っています。

ファンのみなさんへ、感謝の気持ちをステージ上からしっかり伝えられるよう、
今、舞台をがんばりたいと思っています。


この1年間は、宮澤佐江という人間にとって紆余曲折の日々でした。
2012年8月、夢の舞台であったはずの東京ドーム公演で衝撃のSNH48への移籍発表
本人としては、新たな自分への殻を破るためにとった苦渋の、そして前向きな決断でした。
しかしそれから数か月、SNH48として活動する時間は数えられるほどでした。

2013年4月、AKB48グループのライブ内にてAKB48チームKを兼任することが発表されました。
殻を破るためにとった決断、まだ何も成果を出してない現状。
一方で、握手会や劇場公演でまたファンと触れ合う事ができるという事実。
彼女が葛藤の末だした結論は、SNH48で一本化していくという決意表明を総選挙ですることでした。


自分の決意や意志を振りまわされる形になった1年間、その中で彼女を支えたのは、
自身がセンターを務めるユニット曲がリクエストアワーで2位に選ばれたことや、
選抜総選挙で10位という順位を得たこと、いずれもファンとの絆だったのかもしれません。

そんなファンに対して、自分が出来ることは夢をかなえること。
その夢への一歩一歩を、ファンに体感させていくこと。
そんな想いが、この舞台をむかえる彼女の心中にはあったのかもしれません。

2013-12-31 15:56:14
良いお年を…。
今年は本当にたくさんのドラマがありました。
そのドラマには、ファンのみなさんが作って下さったものも沢山ありました。
一緒に喜んで、一緒に涙して、、、
本当にファンのみなさんの事を思うと胸が苦しくなります。(;_;)


どんな時でも私を見てきてくれたファンのみなさん。
そんなみなさんの事を驚かせてしまったり、
悲しい思いをさせてしまったことも沢山ありました。
そして、悔しい気持ちにさせてしまったこともたくさんありました。

本当に本当に、ごめんなさい。/ _ ;
この一年は私にとって本当に本当に濃い一年になりました。
良くも悪くも、濃い一年になりました。


2014年、私は羽ばたいてみせます。
『クザリアーナの翼 』からスタートし、
その翼を身につけて羽ばたいてみせます。

そして、応援して下さっているファンのみな様に
…恩返しがしたいです!そう思っています。

この場で言えないこともあって、それがすごくもどかしいけど、
それもいつか必ず話せる日が来ると信じています。

みなさんとなかなか会うことができなかった2013年。
わたしはすっごく寂しかったです/ _ ;
だからみなさんに会える一回一回を本当に大切にさせてもらいました。

明日何を自分がしているか、
どうなっているかも想像がつかない現実をしっかり受け入れ、
2014年は一日一日をもっともっと大事に、
丁寧に、落ち着いて過ごしたいと思います。


無茶なことは言いません。
無理にはお願いしません。

でも、こんな宮澤佐江のことを、
来年もよろしくお願い致します。


女優を目指すものとして、SNH48の一員として、そして宮澤佐江という一人の人間として、
様々な想いを胸中に、いよいよ舞台初日の時がやってきます。

――To be continued.
後編へ続く