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AKB歌劇団 『Infinity』

infinity
2009.10.30-11.8
オリジナル楽曲
1. infinity


出家:広井王子が手掛けた舞台『AKB歌劇団 Infinity』。
2009年10月30日から11月8日までの間、シアターGロッソで行われた。
AKB48の楽曲の歌詞をそのまま物語へ織り込んだ、ミュージカル風の作品だ。

同作では「君はペガサス」「MARIA」「泣きながら微笑んで」など、
基本的に秋元康が手掛けた、AKB48の楽曲を軸に物語が進んでいくが、
唯一、「Infinity」というこの舞台のために書き下ろされた楽曲がある。

この舞台で流された音声はCD音源化されていないが、
本項目では、この舞台が上演された数日間のみ歌われた楽曲、「Infinity」を紹介したい。


1.Infinity
舞台「AKB歌劇団 Infinity」のために書き下ろされた完全オリジナル曲。
作曲を田中公平、作詞を広井王子が手掛けている。

AKB48の楽曲を中心に展開されていく劇中で、
物語のキーとなる曲として、イントロやアレンジバージョンが度々流される。
劇の終盤では、村雨ルカ(男役)・高島麻里亜(女役)が絶妙にハモる、
デュエットという形式で合唱され、間奏ではキスシーンもある
歌詞の内容は、永遠の時を生きるヴァンパイアと限りある時を生きる人間が捉える、
「愛」の形の違いについて歌っている。

宮澤佐江は楽曲を歌うにあたって、
「もともとの声が高かったりするので、
そのまま歌ってはいけないという自分の気持ちがあって、
いつもとは違う感じで歌うように心がけている」

と語っている。

広井王子はこの曲を制作したことに関して、以下のように語っている。
「キーになった曲は『君はペガサス』なんですけど、
これをキーにして物語をふくらませて、『MARIA』という曲を見つけて、
“麻里亜”という役をつけたら歌えると思って組み合わせていって、
シナリオをつないでいく方法にしました。

接着剤となるミュージカルっぽい曲がなかったので、
それだけは作らせてくださいということで、『Infinity』という曲を作りました。」

また、同楽曲は2010年10月9日に行われた「東京秋祭り~ゆるゆるカラオケ~」にて
宮澤佐江・柏木由紀の手によってふたたび披露された。
その当時を宮澤佐江は「久しぶりすぎて腕がプルップルした」と語っている。